ラビニョ+シングル(前進6速, 後進1速)
本事例では、シングルピニオンタイプ1個(下図No.1)とラビニョタイプ1個(下図No.2)を使用した事例です。これを解析し、理論値との比較を実施します。
構成図は以下の通りです。


図1 CR-CR式構成図
(自動車技術ハンドブック 第4分冊(設計(パワートレイン)編)より
解析に使用したラビニョタイプの寸法を図2に示します。

図2 ラビニョタイプ
上記構成に対して、ATMAPインターフェイスへ、以下のように入力します。

図3 ATMAPへの入力(インターフェイス画面)
<解析結果>
1.回転数
図1の構成に対して、自動車技術ハンドブック第4分冊(設計(パワートレイン)編)には、下記の減速比解が提示されています(減速比 i=入力回転数/出力回転数)。図3には、ρ1=0.2,
ρ2=0.272727, ρ3=1.5と仮定した場合の結果を併記しました。

図4 減速比(自動車技術ハンドブック 第4分冊(設計(パワートレイン)編)より)
ATMAPの回転数解でも同じ解が得られ、ラビニョタイプに対する妥当性が確認されました。
2.トルクと荷重
ATMAPの、トルク解析でも、減速比=出力トルク/入力トルクとすると、回転数解の減速比と同じ結果が得られています。
3.プラネタリー荷重
図2からも想像できるように、ピニオンギア P3のギア荷重計算はかなり面倒ですが、ATMAPでは、ギア毎にそのギアが受ける荷重が方向成分と大きさで出力されるため、ピニオン支持軸受に作用する荷重が容易に得られます。この結果をROBPACS等の軸受寿命計算プログラムへ入力することで、ピニオン支持軸受の寿命計算が可能です。図5は1速時のギア荷重をベクトル表示したものです。(ATMAPにベクトル表示機能はありません。荷重値が数値で表示されます。)

図5 1速時荷重のベクトル表示(S2は無負荷)
〒438-0088
静岡県磐田市富士見台4−8
TEL 0538-33-3239
FAX 0538-34-9094
e-mail info@korogari-kaiseki.com