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解析事例−e5EXAMPLE-e5

二次元流れ時の解析結果(Chittendenら)との比較

本事例では、点接触時の二次元流れ解析文献(*)の弾性変形形状と、TEHLACのEHL解析機能による同結果を比較します。文献での入力値の記述が十分ではないため、定量的な比較はできず、定性的な比較になります。

(*)点接触時の二次元流れ解析文献
Chittenden, R. J., Dowson, D., Dunn, J. F. and Taylor, M., "A theoretical analysis of the isothermal elastohydrodynamic lubrication of concentrated contacts -- II Genaral case, with lubricant entrainment along either principal axis of Hertzian contact ellipse or at some intermediate angle --", Proceedings of the Royal Society of London, Series A, Vol.397 (1985), pp.271-294.

本解析事例では論文中の Fig.5 との比較を行うため、下記の入力値を設定します。
  接触二物体:楕円体(Rx=0.058m, Ry=0.165m; Rx/Ry=2.8448)と平面の接触
  物体速度 :両物体とも 0.015 [m/s](すべりなし)
  流入角度 :0°, 22.5°, 45°, 67.5°, 85°(文献では90°ですが、TEHLACでは90°計算ができません)
  負荷荷重 :10 [N]
        文献では3000Nという記述もありますが、3000NではEHLパラメータWが一致しません

  粘度式 :Roelandsの粘度式(文献と同じ)
  密度式 :Dowson-Higginson密度式(文献と同じ)


  大気圧粘度(η0) :0.08[Pa・s]
  圧力-粘度係数(α):2.2・10-8[1/Pa]
  温度-粘度係数(γ):0.042[1/K]
  圧力-粘度係数(z0):0.67

  潤滑剤大気圧密度(ρ0):850 [kg/m3]
  圧力-密度係数(C1):0.58 [1/GPa]
  温度-密度係数(C2):1.68 [1/GPa]

  入口部温度(t0) :313 [k]

  メッシュ(x,y): 61x61=3721(文献ではk=2のとき、32x52=1664)


論文中の Fig.5 の入力値として示されているのは、EHLパラメータ(U,W,G)と、物体半径比(Ry/Rx)、接触楕円の縦横比(k=a/b)だけで、正確な入力値はわかりません。わかっているものついて比較して、下表に示しますが、これらに関しては、両者はかなり良く一致していると言えます。
 表1 入力諸元比較



<解析結果>

(1)変形形状
Chittendenらの論文中の弾性変形解析結果(Fig.5)を図(a)に、TEHLACのEHL解析結果を図(b)に示します。

 
       θ=0°                          θ=0°

 
       θ=22.5°                        θ=22.5°

 
         θ=45°                      θ=45°

 
         θ=67.5°                     θ=67.5°

 
         θ=90°                      θ=85°


   (a)Cittendenらの変形形状            (b)TEHLACの変形形状
               図1 変形形状計算結果(文献とTEHLACの比較)

文献には縦軸目盛も記載されていないため、定性的な比較になりますが、、図1(a)(b)の形状比較から、文献の計算結果とTEHLACの計算結果は一致していると言えます。

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